ショットピーニング技術協会

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ショットピーニング全自動生産ライン見学会開催のお知らせ

ショットピーニング処理は、自動車や建機など構造部材の疲労強度を向上させ安全性を確保する重要な生産技術です。所望の品質を達成するには、被処理材の金属組織や硬さ、表面性状を充分に把握した上で、適正なショットピーニング条件を設定し、工程スルーで操業および品質管理していくことが求められます。

浜松熱処理工業㈱殿は、自動車用歯車に代表される鉄鋼部品へのFPP(微粒子ピーニング)事業を開始し今年で30周年と長きに渡る実績を誇ります。また自社熱処理技術の強みを活かした浸炭浸窒や窒化処理等の特殊熱処理との組合せや、HSP(強力ショットピーニング)とFPPとの多段ピーニング、ピーニング品質評価指標となる残留応力の自社評価体制等、ピーニング関連の数多くの生産技術を有します。

今回の細江工場見学会では、変速機用ピニオンギヤの量産を前提としたミニ連続炉による浸炭焼入れ工程から、ロボットによる自動搬送機構を備えたHSPとFPPの2段ピーニング自動化ラインと、更にピーニング洩れを検出する画像判定と渦電流の2段階自動判別機による全数検査装置など先進的なショットピーニング一環生産ラインをご覧頂きます。

また、2件の講演を企画しました。浜松熱処理工業㈱の渡辺浩太郎氏による講演1では、特殊なメディアや設備は使用せず、量産FPP工程でのQE手法を用いた管理パラメータ最適化のみにより、特殊メディアFPPに匹敵する高い残留応力を得る生産技術開発の取組みについてご紹介いただけます。パルステック工業㈱の内山宗久氏による講演2では、輸送機器関連の部品の安全性や軽量化、燃費改善など日々技術の進歩の実現のため、材料強度や耐久性、寸法精度に悪影響を与える重要な要因の一つである残留応力を簡単・高速に測定する技術と測定事例を紹介していただけます。

日時
2024年12月4日(水)13:00-16:15 を予定
見学先
浜松熱処理工業株式会社 細江工場
(住所)〒431-1304静岡県浜松市浜名区細江町中川6735-2
(最寄り駅はJR浜松駅)
講演会開催場所
浜松熱処理工業株式会社 細江工場内 会議室
(住所)同上
集合場所
同上
参加可能人数
20名程度(同業他社につきまして、お断りする可能性があります)
申し込み締切
2024年11月29日(金)
参加費
会員:5,000円、非会員:10,000円(タクシー代は実費)
申し込み
下記申込書に必要事項をご記入の上、ショットピーニング技術協会宛にE-mail(info@shotpeening.gr.jp)にてお申し込み下さい。

申込書はこちら

見学会概要はこちら

当日のスケジュール
13:00 浜松熱処理工業㈱ 細江工場集合
13:15~ 當舎会長挨拶
13:25~ イベントスケジュールの確認・注意事項説明など
13:40~14:30 講演1タイトル
「通常メディアで残留応力-1800MPaを目指すFPP生産技術の検討」
※浜松熱処理工業㈱の概要説明を含む
浜松熱処理工業㈱ 技術部 部長執行役員 渡辺浩太郎氏
14:30~15:00 講演2タイトル
「2次元検出器を活用したX線残留応力測定の原理と測定事例の紹介」
パルステック工業㈱ X線応用装置課 課長 内山宗久氏
15:00~15:15 休憩
15:15~16:00 工場見学
16:00-16:15 閉会の挨拶および解散⇒バスまたはタクシーにてJR浜松駅へ移動

※工場見学の際、ヘルメットや安全靴着用は不要ですが、保護メガネのみ各自ご準備ご持参ください(メガネ着用の場合は不要)。ショットピーニング機をご覧いただく関係上飛散メディアによる目の負傷を防ぐためご理解ください。

※現地駐車場には余裕があり、公共交通機関*は不便ですので車での来場を推奨致します。
* 浜松駅からは比較的遠距離です。遠鉄バスで38番目最寄り停留所"根洗西”下車、徒歩約20分かかります。

※当日、解散時利用される交通手段(タクシー)は利用人数などを考慮し手配致しますので、来社時の交通手段は、上記申込書にて事前にお知らせください。

※浜松熱処理工業㈱ 細江工場の地図は、申込者にE-mailにてご連絡いたします。

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